魔女になる


こんにちは。瀬尾 裕子です。
ヒルデガルドのイベントに行って来ました。ヒルデガルド…。知らない人が多いかなと思います。12世紀、ドイツで修道女として神に仕えつつ、神秘者・預言者として知られる一方で、女性初の作曲家であり、ドイツ薬草学の祖と言われてる賢女。まさに魔女です。
ご存知の通り、ヨーロッパでは魔女狩りが行われる時代がありましたが、ヒルデガルドが活躍したのはそのほんの少し前だったそうです。

昨年末、ある場所で、たくさんのCDから好きなのを持って行っていいよーと言われたのです。で、10数枚、JAZZやROCKのCDを選んだのですが、なんとなく気になってもらったのが、ヒルデガルドのCDでした。

この時、初めてヒルデガルドの存在を知りました。でも、このCD、なんというか、好みじゃなくて(笑)。全く聞きませんでした。しかし!その後、あるんだな!図書館で働いてると!ヒルデガルドの本が利用者から返却されたりして、目にする機会が増えるのです。すると、音楽だけでなく、薬草学をやってたりすることを知る。そして、ちょっと調べてみたら、医術にも通じていて、彼女の理論は体液説というものが基本にあり、これが、アーユルヴェーダのドーシャ理論によく似ていることも知る。処方にハーブを使うのもよく似ています。そんなこんなでイベントに行ってみました。
ヒルデガルドの映画を見たり、トークショーがあったり、春原恵子さんという方が歌うヒルデガルドの祈りの歌を聞きました。これが素晴らしくて!好みでは無いとヒルデガルドの音楽を切り捨てるところでした!危なかったです。
色々な切り口で、語れるヒルデガルド。世界が大きくひろがった気がしました。


ところで。なーんにも考えないで、ただ、なりたいものになれるとしたら、何になるか。考えたことありますか?

私は魔女になりたい。
子供のときの愛読者は、ルネ・ヴァンダール・ワタナベ先生の「あなたも魔法使い」。
書かれてた呪文は未だに覚えているよ(笑)

目に見えないものに目を凝らし、聞こえない音に耳をすまして、生きていく。
今はね、何にでもなれると思ってるから、そうやって生きていこうと思っているのです。

これが幼い頃の愛読書(笑)
懐かしい!イラストに時代を感じるね。
1979年だって。


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